高認とは?

高認とは「高等学校卒業程度認定試験」のことで、従来の大学入学資格検定に代わり、平成17年度より文部科学省により実施されています。定義としては、高等学校を卒業したものと同等以上の学力があることを認定する試験になります。合格すれば希望する大学・短大・専門学校を受験することができます。また各種国家試験についても高校卒業者と同じ扱いで受験できます。

高認の受験資格は、受験する年度末(3月31日)までに、満16際以上になる者で高等学校を卒業していない者とされています。したがって、高校在籍中でも高認の受験が可能となっています。従来の大学入学資格検定は、全日制の高校に在籍するものは受験ができなかったという点で高認とは大きな違いがあるといえます。ただ16歳で高認に合格したからといって、そのまま飛び級して大学を受験できるわけではありません。

高認は年2回、8月と11月に実施されています。出願期間は、それぞれ5月と9月となっています。試験科目は8科目か9科目とされており「国語」「数学」「英語」は必須。地理歴史から2科目、公民から1科目または2科目、理科から2科目となります。合格点は100点満点で40点以上とされていますが、教科によりばらつきもあるようで、一概に40点以上の成績だから合格というわけではないようです。

高認と従来の大検の大きな違いは、高認合格科目を高等学校卒業単位へ算入させることができるということです。例えば、高校を休学中であっても高認で合格した科目については卒業単位へ算入させることができるので、休学後高校へ復帰した場合は卒業するのが容易になります。これは校長の裁量に委ねられている面が大きいといわれていますが、定時制や通信制では認められることが多いようです。

高認は「高等学校を卒業したものと同等以上の学力がある」と認めるもので、高校卒業の学歴を得られるものではありません。したがって就職時に「高卒以上」という制限がある場合には当てはまらないことになります。ただ文部科学省はこれを改善していきたい意向であり、近い将来には就職の条件も「高卒以上または高認合格者」というように変わってくるかもしれません。